侘び(わび)・寂び(さび)・雅び(みやび)・鄙び(ひなび)・数寄(すき)・幽玄(ゆうげん)——
日本に古くから受け継がれてきた、崇高なる美意識の数々。
それらに畏敬の念を抱きつつも、
その境地にはなお遠く及ばぬ、誕生して間もないぬいぐるみ神社は、
それでも自らを慈しむように、ぬいぐるみ神社らしい等身大の美しさを見つめながら、
歩みを重ねて参ります。
ぬいぐるみ神社の個性であります、
「森・ぬいぐるみ・いのち・神社」という新たな調和の中で、
まだ名づけられていない美のかたちを見出すならば
たとえば、雅びが平安の世に華やぎの美を生み、
鄙びが里山に静かな素朴さを宿してきたように、
その延長に、そっと芽吹くものとして、
私たちはひとつのことばを想いました。
「和らび(やわらび)」。
それは、森の中であらゆるいのちが調和し、
ぬいぐるみのようにやわらかく、やさしく心を包み込む美しさ。
目に見えるかたちにとどまらず、
触れたときに、ふと安らぎが広がるような、
いのちといのちが静かに響き合う感覚。
そのような在り方を、
ぬいぐるみ神社のお宮や、この場所に息づく気配として、
これから新しく「和らび」と呼んでみたいと願っております。
和らびにふれるとき、心はやさしくほどけ、自分もまた大切ないのちのひとつであることを思い出すような
そんな文化にいつか溶け込むことができたら幸せです。